本質に学び、本質に帰る

  本質あるいは本来あるべき姿あるいは大自然の真実は完全性ないしは完全調和状態を維持しようとする不断の働きの中にあります。
  例えば、わたしたちの身体は、常に完全な健康状態を保とうとして働き続けています。そして、病気にかかったり怪我を負ったりすると、それを治してふたたび健康状態を回復しようと自らの持てる機能を総動員します。また、自然界においても、常に完全な安定状態に向かって変化し続け、その安定状態に至ればそれをいつまでもを保とうとします。
  人の家庭や社会においてもそうです。あらゆる組織において、常に、完全な状態を得ようとする力が働いているのです。しかしながら、わたしたち人間の、本質に対する無知から生まれる自己中心的な恣意が、その完全状態へと向かう本来の力に逆らい続けて絶えざる混乱と争いをもたらします。
  このような反本質的な状態から抜け出すためには、できるだけわたしたちの身勝手な恣意を止めて、完全状態を保とうとする自然の本質的働きそのものに任せるようにしなければなりません。
  わたしたちはこの辺りで一度この世の本質を学び直して、ふたたび本質に自覚的に帰るべきだと思います。

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