本質主義は人間のあらゆる関係系において全一調和状態を創り出し、それをいつまでも保とうとする


  本質主義は、人間世界のあらゆる事柄において、本質的な関係、すなわち、全一調和的関係を確立しようとします。
  例えば、まずは、自己自身との身体的、精神的な関係において、そしてまた、大自然や地球生命系との関係において、また、自己と他の人々との間のあらゆるレベルにおける関係(夫婦間の関係、家族間の関係、親族間の関係、学校や職場での関係、地域社会での関係、国内での関係、国際社会での関係など)においても、本質的な関係、すなわち、全一調和的な関係を構築しようとします。そして、そのために、人々の心に、現在与えられている素(す)のままのいのちの全一調和性(一体的完全性ないしは過不足のないバランス状態)の自覚を促し、さらには、その自覚の上に、時々刻々と変化していく生理的および社会的状態に応じたわたしたち人間の心身の必然的な必要性を過不足なく満たすための社会的仕組み(社会システム)の構築を勧め、翻って、この所与の心身の全一調和性の上に、本質的な必要性ではなく、無限に肥大化しようとする欲望(貪り)を追い求めたりしないように戒めます。なぜなら、人類にとって、全一調和的な本質的必要性を満たす道は恒久的な繁栄の道であり、一方、飽くなき欲望追求の道は人類破滅の道だからです。そして、本質主義は、現代の資本主義を中心とした物質文明を正に欲望追求の果てに人類を破滅させる反本質的な文明であるとして糾弾するのです。そして、同時に、このような文明を支え続けようとするあらゆる勢力に対し断固として対抗します。なぜなら、それを放置しておけばやがて人類の破滅を招いてしまうことが明々白々だからです。
  本質主義は、現代人の意識の方向性および現代社会の政治・経済システムそれ自体を本質化していかなければ事態は悪くなる一方であると考えます。人間の欲望と、その欲望追求を中心とした資本主義的な社会システムを本質的な視座から制御し、さらにはその物質主義や享楽主義に偏りすぎた価値観を乗り超えて、この地球社会を本質的、全一統合的に再構築していかなければやがてこのわたしたちの人間世界は元も子もなくしてしまい、いつの日にか自滅してしまう危険性を孕んでいると確信するのです。
  かくして、このような人間社会の未来を心底より憂える本質主義者は、人間世界のいたるところに本質的関係系を再構築しようと試みるのです。

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