No.1169  この世の一切万象は、この世の本質の本質である完全エネルギーの全き変容である

  この宇宙の存在の本質について考える時、本質主義者は、その根源的実在として、この世に存在し得る最高次のエネルギーとしての完全エネルギーを措定し、この世のあらゆる現象を、その完全エネルギーの自己展開であると見做します。
  さて、このような考えに従えば、この世に完全エネルギーでないものは何一つとして存在しないことになります。この宇宙の空間も時間も、光も物質も、地球上の生きとし生けるものたちも、わたしたち人間自身も、そしてまたわたしたちの知性や精神の働きも、その他、この世に有りと有る一切のものは、この世の根源的な本質(真実在)である完全エネルギーの全き変容ないしは自己展開に他ならなくなるのです。
  かくして、わたしたち人間の一人一人の心身の丸ごとが完全エネルギーの全き変容そのものであり、また、わたしたち一人一人を包み込んでいる一切世界の丸ごとも同じように完全エネルギーの全き変容そのものとなります。すなわち、わたしたちは皆すべてその心身の隅々に至るまでが完全エネルギーの全き変容そのものであり、それぞれにとってそれぞれを包み込んでいる世界のすべてがそのまま自分と一続きの完全エネルギーの変容世界であり、その世界には結局のところ本質的に自己自身でないものなど何一つとして存在せず、かつまた、そのような全一的世界が完全に一つに融合して自ずからそして全一調和的に自らを展開していることになります。つまるところ、この世の一切は、その隅々に至るまでがそれぞれにとって全一的な自己自身であり、かつまた、その自己自身の純粋展開に他ならず、かくして、わたしたちそれぞれにとって本質的にこの世に対立すべきものは何一つとして存在せず、それ故、わたしたちは安んじてそれぞれの人生においてすべてが一体的な本質的自己世界の全一調和性を純粋に転じていけば良い事になります。
  ところが、このような、この世本来の全一調和的な本質状態の純粋展開を著しく妨げるものが資本主義世界を生きるわたしたち現代人の心の中においていつしか異常なまでに肥大化してしまいました。すなわち、この世の本質に対するわたしたち現代人の無知ないしはその忘却から生じた生命の本質(自己保存)的必要性を遥かに超えたエゴイズム(利己的欲求)です。そして、いわば人間の精神的な悪性腫瘍であるこのエゴイズムがこれまで地球社会に数限りない悪弊をもたらしてきたのでした。このエゴイズムを人間の心の中から駆逐しない限り地球社会は良くなり得ないと本質主義者は考えます。
  そのため、本質主義者は、このエゴイズムから自らの心を解き放つために、全一的非思量(無心・直観)と完全思量(全一的思考)とを両輪とする本質思考を心がけ、自らの内に巣食っている自己中心的な思考的偏りを極力抑えようとするのです。そして、同時代を生きるすべての人々にも本質思考を呼びかけ、同時に、この世の永遠本質である全一性に真っ向から背くわたしたち人間に特有のエゴイズムは『 地球社会に百害あって一利なし 』との考えから、わたしたち現代人の意識のあり方のみでなく、現代社会のルールやシステムやその構造自体をも、個人的なエゴイズムの自由発現を当然のことと見做すことなく、大自然と調和しつつ、地球社会に生きるすべての人々の福利を公平に保障するようなどこまでも公正なものへと変えていこうとします。そして、この世本来の全一調和状態を人間社会全体に回復し、以って、幸いにもこの世に生を受けることのできたすべての人々に最高最善の人生をもたらそうとするのです。

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