No.1491  より高次の、全一調和的文明を築いていく


  本質主義は、この世に生を受けることのできたすべての人々がそれぞれのいのちの本質を十全に生き合えるような理想的な地球社会を創り出すために、地球の自然を汚したり損なったりすることなく地球生命系全体と調和し、また、民族的、宗教的、国家的、個人的なあらゆる差異を超えていのちの本質において全一的に調和するような新文明を築き上げようとします。なぜいのちの本質において全一的に調和しようとするのかと言えば、それがわたしたちいのちあるすべてのものにとってもっとも基本的でもっとも大切な、かつまた、唯一つの共通項に他ならないからなのです。
  一方、もしわたしたちがいつまでも現代社会におけるように地球生命系および人類全体に共通のいのちの本質そのものではなく単なる人間の個人的な欲望の追求を事とした文明を続けていけば、地球の自然は破壊され、38億年の長きにわたって織り成されてきた地球生命系の緊密な生態系のネットワークがいたるところで寸断されて機能不全に陥り、また、人間世界を悩ます民族間、宗教間、国家間、部族間、個人間の争いはいつまでも絶えることなく、このままの状態が続けばやがてそう遠くない将来において複合的な原因が積み重なって人類全体が苦しみの内に衰滅してしまうことでしょう。すでにその兆候は地球上のいたるところに現われているのです。わたしたちは今、いわば人類的な限界状況に向かって生きており、その近づきつつある人類的限界状況の中で、ものごとの本質やいのちの本質がいよいよ顕わになり、人類が生き延びるために、その本質(的法則)に相応しい生活スタイルや社会システムや文明が人類のより良き存続のために益々厳しく求められてきています。
  このような由々しき状況にあって、わたしたち現代人はより本質的な視座から、わたしたち人類の存続を賭けて、それぞれの差異は差異のままお互い可能な限り許容し合いながら、さらにはその差異を超えて社会のあらゆる場、あらゆるレベルにおいて、これまでのように無用な対立や競争に明け暮れるのではなく、より高次の全一統合的な調和状態を創り出すように意識的かつ持続的な努力を続けていくようにしなければならないのです。
  もしも、自然界の本質的な法則を侮ったまま、これまでの本質破壊的な文明の延長線上でいつまでも同じような惰性的で享楽的な生き方に終始していたのでは人類は苦しみの果てに遠からず確実に衰滅してしまいます。そのような愚か極まる終局を迎えないためにも、今わたしたちはより高次の全一調和的な文明を自覚的に立ち上げるべきなのです。

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