No.1730   人類最大の敵


  わたしたち現生人類にとって最大の敵は一体何でしょうか。これまでの人類史を振り返ってみるに、本質主義者にはそれがまずは何と言っても『 いのちの本質に対する無知 』であると思われるのです。なぜなら、高い認識能力を持つに至ったわたしたち人類にのみ見受けられる、このいのちの本質に対する無知ないしは誤った認識からやがてわたしたち人類を恒常的に悩ますようになった人間社会特有の数多の不幸や悲劇も引き起こされてきたからなのです。そして、今や人類は愚かしくもこれまでの自らの本質破壊行為の報いとして目前に差し迫った自滅の脅威と向き合っています。
  さて、わたしたち人間のいのちの本質に対する無知ないしはその忘失や誤認から、次第に肥大化したエゴイズムが人間の意識の中に取り除きがたく凝固していき、やがて、自然界ではこれまで決してみることのできなかった化け物のように変異し巨大化した人類的エゴイズムが、やがて人間が手に入れるようになるさまざまな知識や技術をもっぱら私利私欲のために使いながら世界を蹂躙し始めます。そして、それが英語言語圏において発生し、やがて世界中に広められていく私的利潤の自由放任的無限追求を事とする資本主義経済システムに至って極まり、以来、そのシステム的暴走によって地球の生命環境がずたずたにされ、さらに、今では世界中の人々が気候の激変によって引き起こされた過酷なまでの生存環境の中で日々苦しめられ不安にさらされているのです。
  多分、わたしたち人類にもう未来は無いのかもしれません。予想をはるかに超える速いテンポで地球温暖化の影響が顕在化している今、もうすべては手遅れなのかもしれません。しかし、それでもなお、わずかなりとも人類に生き延びる可能性が残されているとすれば、それは唯々、わたしたち人類の飛躍的な精神的成長・進化によってだけだと本質主義者は考えるのです。すなわち、技術的に現代のこの人類的危機を乗り越えることなど決してできるものではなく、人類がこれまで、その意識において自らの内に肥大化させ、ついには、化け物のように変異させ巨大化させてきたエゴイズムを撲滅し、本来あるべき全一調和的な意識と、その意識によって再構築された人類社会の本質的なルールやシステムや構造や生活スタイルを早急に確立させたときにのみ可能であると考えるのです。しかし、それは今の人類にとっては至難の業です。しかし、その至難の業をやり遂げなければ人類に未来など断じてありません。すでに絶滅へと至るカウントダウンは開始されているのです。精神的、文明的な飛躍なくして人類に未来はありえないのです。本来あるべき人間の全一調和的本質社会を、いつまでも、どこにもないユートピアに過ぎないと考えている限り人類は滅亡するのです。本質破壊的なエゴイズム中心の社会から本質創造的な知恵中心の社会へと飛躍しない限り人間社会のすべては一気に無に帰してしまうのです。

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