No.2052  本質的考察 101

  資本主義世界では部分の利益が全体の利益を損なう。 個人の利益が公共の利益を損なうのである。 そして、全体が壊れていく。

  資本主義世界では金がいのちの本質を蹂躙する。 金の魔力に目を眩まされてすっかり理性を失ってしまったわたしたち現代人の精神をたたき直して、これから人類を襲う厳しい自然災害時代、および、生存闘争時代に超資本主義的に対処していかねばならない。

  欲望追求の果てに自滅していこうとしているわれわれ人類とは一体何ものなのだろうか。 そして、このような事態を招いた反本質的文明の幕開けとしてのヨーロッパ近代とは一体何だったのだろうか。 大自然の本質から逸脱して以来、節度なき欲望追求の歴史を刻んできた人類が、ついにヨーロッパ近代において手にしたテクノロジーによって自らの反本質的破壊性を飛躍的に増幅させ、以来、凄まじい勢いで自滅への道を駆け下り始めた。 そして、今や闇黒の深淵に向かって真っ逆様に飛び込もうとしている。 そして、経済活動という名の下で自らの欲望追求を制御することのできなかった愚かな生物としてその種的生涯を終えようとしている。


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