No.3304 死に至る文明 6




  欲望の文明は破壊の文明であり、自己破滅の文明です。 それは最も強欲で傲慢で狡猾な人間を中心とした世界を生み出します。 少数の最もたちの悪い人間によって巧妙に支配・コントロールされる人間家畜(半奴隷労働)社会をもたらします。
  このような文明を生み出した根本原因は那辺にあるのでしょうか。 それは農耕・牧畜によって初めて人間自らの手で富を生み出すことができるようになったことにその端を発していると考えられます。 すなわち、その富をめぐって人間間に争いが生じてきたのです。 その時から人間は大自然と一体の全一調和状態から逸脱していきます。 そして自己中心的な欲望を募らせていくのです。 その傾向は、農耕ではなく牧畜に携わる肉食を中心とした種族により顕著に現れてきます。 大きな群れとして共同で生きる農耕・草食中心の社会ではなく、家畜を少数の手で管理・支配する牧畜・肉食中心の社会においてその傾向がより強く出てくるのです。 それは野生世界における捕食(略奪)者と被食者(餌食)との関係に似ていると言えます。 しかしながら、野生世界とは異なって人間世界においてはそれが自然の必然的必要性の埒(らち)を遥かに超えて行われていくことになります。 そして、そのことによってやがて現代世界にみるように自然環境的にも社会(政治・経済)的にも精神的にも自己破滅的な事態を招くことになってしまうのです。



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