No.3305 死に至る文明 7 




  利己的人間たちの富と権力への独占的な欲求は、自然の必然的必要性の埒(らち)を遥かに超えて限りなく募っていき、そしてまた、人間に恵まれた高い知性が、そのような偏った欲望を、時代を追うごとに、戦略的にも技術的にも、大きく後押ししていくようになります。 そしてそれは、殊に近代以降、加速度的な技術的進歩によって武器の破壊力の飛躍的な増大をもたらすに至り、また、資本主義的な大量生産・大量消費、および、人口の爆発的な増加などとも相まって自然環境を甚だしく損なうような新しい事態をも招き寄せながら、ついには現代におけるような、人類滅亡の複合的な危機的状況を迎えるに至るのです。
  さて、それでは、この世の全一調和的な法則を無視した、一部の利己的人間の冷血かつ狡知に満ちた欲望の暴走によって人類的滅亡に至る、このような愚かしいまやかしの文明の対極にあるのは一体どのような文明なのでしょうか。 それは、母なる大自然と一体の、精神性の高い知恵によって築き上げられる、いのち輝く真実の文明ということができると思われます。 そして、そのような精神性の高い知恵によって支えられた、人間のみならず地球生命系全体のそれぞれのいのちが有機的に輝き合うような、真に知恵ある人間が築き上げるにふさわしい文明世界では、大自然の永遠普遍の法則に逆らうこともなく、全一調和的なバランスの取れた自然環境を徒に損なうこともなく、また、人間同士が物質的な際限のない豊かさを巡って無駄に争い合うこともない、心身共に健全で、しかも、経済的にも権利的にも平等かつ公正な社会が実現することになるのです。



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