No.3510 過渡的精神主体としての人間
この世のあらゆるものには、それぞれに、全一統合機能としての精神が備わっています。 すなわち、この世のあらゆるものは精神統体として存在しているのです。
ところで、地球の生命体には、その複雑化の過程において、より高次の全一統合機能である大脳の発達が見られます。 そして、わたしたち人間に至って脳細胞の飛躍的増大に伴ってその統合機能が劇的に進化し、新たな自己認識の段階に入ります。
しかしながら、この段階において、宇宙と一体の全一統合的自己の認識が十分に行われない未熟な意識において重大な精神的躓きが生じます。 すなわち、宇宙と自己とが分離したままの自我を自己だと思い込んだ意識が自己中心的な我執に囚われ、さらには、時代の変化と共により肥大化した物欲や権力欲に憑りつかれ、それがいつしか幻想的狂気に陥って悪霊化・悪魔化すると、この世にあるまじき反存在的、反自然的、反生命的、反人間的存在となり下がって暴走し始め、あらゆる手段を用いてこの世の本質を汚し、損ない、混乱させてその生命環境を甚だしく変質させてしまうことによって、今の地球がそうであるように、あらゆる生命体のみならず自らの存在すら危険にさらすに至ります。 そして、もしも、このまま地球生命系が滅びるようなことにでもなれば、わたしたち人類の生命進化の過程もそこで終ってしまい、正しい自己認識に至った精神主体( 自覚的精神統体 )として生きる、より高次の生命活動の道も完全に絶たれてしまうことになります・・・
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