No.3592 自然な秩序、自然な階層性



  自然界の階層も、生物界の階層も、人間界の階層も、この世で築き上げられる階層はどれも下から上へと積み重なっていきます。
  すなわち、自然界においては根源的エネルギーから素粒子、原子、分子、高分子へと、また、生物界においてはその自然界の階層の上に、細胞、組織、器官、生物体、個体群、生物群集、生態系、生物圏へと、また、人間界においても、それら自然界、生物界の階層の上に、個人、家族、地域社会、村、町、市、県、地方、国、国際社会、世界へと、いずれも、下から上へと積み上げられていく自然的階層構造を成しており、かくして、この世のすべての物事は、下の階層を土台として、その土台の上に一つ一つ積み上げらているのであり、そもそも、下の階層の全一連関的な役割を無視しては上の階層はいずれも成り立ち得ないのです。
  それ故、わたしたち人間の世界においても、この本質的な階層的方向性を蔑ろにしては、いかなる社会的秩序も安定的に保つことができません。かくして、この世の本質を理解できないまま我執に囚われ、いつしかその我執の奴隷と成り下がってしまった一部の強欲傲慢な輩が、私欲の赴くまま、力尽くで上から下へと命令して、人のみならずこの世のあらゆるものを隷属させるような専制的な階層的秩序をつくり上げようとしても、これまでの歴史が明らかに指し示しているように、そのような反自然的で愚かな試みは人の世に混乱と禍をもたらすだけで決して持続的に成功し得ないのです。
  もうそろそろわたしたちも、このような歴史的教訓に学んで人間の恣意的な作為を止め、自然の階層的方向性に従って下から上へと自然な社会的秩序を築き上げていくべきなのです。
  その意味において、終末的現代に生きるわれわれは、すべてが手遅れになってしまう前に、今は断固たる意志と決意を持って、これまでの余りに長きにわたった上から下への、強圧的かつ詐欺的な専制的階層社会の存続を徹底的に拒否し、それに代えるに、下から上へと積み上げていく、自然本来の全一統合智に満ち満ちた、それ故に、わたしたち一人一人がそれぞれの内なるいのちの本質を安心して生き合えるような、自由で公平で親和的な自然的階層社会を、一人一人の本質的な知恵を持ち寄って創造的に築き上げていかねばなりません。



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