No.3596 精神王国



    精 神 王 国



  理想の精神王国では住民全体が節度ある平等の衣食住をお互いの労働で保障し合い、また、人生の中心はどこまでも本質的で自由な精神生活に置かれる。

  理想の精神王国では、人は本質を汚し、損なうことをもっとも恥じ、本質を生かすことをもっとも尊ぶ。

  本質世界においては、精神性が人生の意味と価値を決定付ける。

  精神性こそが人間の本質を成している。

  精神王国では全一調和的精神が地球世界を主導していく。

  全一調和精神は無限の包容力をもって地球生命系に応接する。

  全一調和精神は無限の優しさをもってあらゆる人々に応接する。

  精神性低き人生はつまるところ本質的に空虚である。

  物質文明はつまるところ本質的に空虚である。

  本末転倒した価値観をその本来あるべき姿に戻す。すなわち、物質的豊かさをいのちの健全な発現・活動に、企業や国家の豊かさを国民一人一人の本質的な豊かさに、欲望の追求を本質の実存に、自然の搾取と破壊を自然との調和とそのより豊かな繁栄に引き戻していく。

  近代西洋は世界を物として見てしまう。その結果、世界を物として貪り始める。そして、世界の本質であるいのちとしての世界を破壊し続ける。

  貪る近代西洋文明は反本質的である。

  近代西洋的個人主義は傲慢である。大自然に対する畏敬と感謝の念を忘れた自己中心的自己によって世界を貪りつくす傲慢な考えである。そしてその貪りの先には自己破滅が待ち受けている。そしてすでに今、人類はその自己破滅の道半ばに達してしまっている。

  全一調和的精神の対極にある傲慢は自己を絶対化して世界を支配しようとする。傲慢は、覚せい剤のように、幻想に過ぎない絶対化された自己に陶酔し、その陶酔の中で自分自身のみならず、世界の本質部分をも破壊する。

  悲しむべきことに人類はますます傲慢になりつつある。そして、自己を絶対視して傍若無神に振舞い、自らの本質を破壊し、母なる大自然の本質を破壊し続ける。

  世界は一体のいのちである。その一体のいのちは自己中心的自己を全否定する。

  この世の一体的いのちは精神であり、精神は自己中心的自己を全否定する。貪る自己を全否定する。

  貪る近代西洋文明を一日も早く乗り越えること! そして、大自然を畏敬し感謝する、大自然と一体の精神文明を築き上げること! 人間が真に人間らしく生きる精神文明を築いていくこと!

  最高の精神文明を築き上げることこそが人類究極の使命である。その余のことはすべてそのための前奏曲に過ぎない。

  精神文明世界においては人と自然の関係が、また、人と人との関係が完全調和する。

  DNAは自らの存続のために地球生命系の完全調和を祈る。また、DNAは自らの存続のために人類世界のユートピア化を祈る。

  人間においてはDNAは精神を通して高次機能する。

  物質文明はどこまでも表面的である。そのような物資文明にどっぷりと浸かったような生活から抜け出して、永遠本質に則った精神文明へと成熟していく。

  精神王国では人は精神的経験をもっとも尊ぶ。

  一切世界がわたしたちの内なる精神によって統合される。 あらゆる体験が精神統合される。

  精神文明世界は地上の完全統合世界である。

  精神文明世界では人類全体が理想的な連係プレイを行なう。

  精神王国ではもはや打算が機能しない。また、いかなる者の、いかなる形の支配も許されない。

  精神王国では現代の都会に蔓延する乾き切った心の状態から癒えて、人々の心は優しさと潤いに満ちている。

  愚かしい社会システムによってこれまで生み出されてきた数限りない不幸や悲劇が精神王国ではすっかりその影を潜めてしまう。

  資本主義システムは、現代科学と同じように、いのちの本質を棚上げしてそれを無視してしまう。

  衣食住が十分に満たされていれば後は精神的充実を求めて生きる精神王国。
  
  精神王国では住民の主要関心事は精神生活の充実である。

  精神王国では人と人との関係は何よりもまず精神的関係すなわち全一統合的親和関係である。

  精神王国では常に、人と人、そして人と自然との、より完全な関係のあり方を求めてお互いに工夫し合う。

  精神王国では物質的豊かさに酔い痴れている者は一人もいない。物質的豊かさは精神的豊かさのための前提条件に過ぎない。精神的に豊かで充実しているのでなければ人間として生きている本当の意味と価値がない。

  精神王国にはいかなる形の社会階層もない。

  精神王国では現代世界のように享楽的で取り留めのない生き様はすっかりその影を潜めている。

  精神王国では自分と世界とが一体である。そこには単なる自己世界というものがない。自分とは常に、『自己=世界』の全一的世界である。

  自己世界は感覚世界であり、『 自己=世界 』は精神世界である。それゆえ、住民が精神性に目覚めていない限り精神王国は成り立ち得ない。

  精神に依ってのみ人類は一体化できる。感覚によっても感情によっても知性によってもわたしたちは一体化できない。感覚も感情も個人的なものであり、知性は自己および世界を観察し分析し総合する機能であり、それはどこまでも客観的であるに過ぎない。ただ、あらゆるものを統合する精神だけが一切万象と一体化できる機能であり、人類世界もこの精神機能に依ってのみ一体化することができる。

  感覚も感情も知性も統合ということを知らない。それゆえ、感覚的世界も感情的世界も相互に対立し、混乱するばかりであり、また知的世界も究極的な方向性を持つことなく迷走し続けるのみである。ただ精神世界だけが人類全体を統合して、真の方向性を与えてくれる。

  ユートピアは精神王国である。

  精神王国では住民は皆お互いに、世界全体を優しく包み込むような眼差しをしている。精神王国の住人は皆、その表情がおだやかで美しい。

  精神王国では自然世界は活き活きとしており、また、人間世界もその環境はよく手入れが行き届いていて見た目に快く、また、人々の表情はみな活き活きと輝いている。
 
  精神王国では話される言葉が精神性に溢れている。

  精神王国では映される映像が精神性に溢れている。

  精神王国では奏でられる音楽が精神性に溢れている。

  精神王国では生きられる人生が精神性に溢れている。

  精神性の向上なくして人類が現在抱えている諸問題は本質的に解決し得ない。

  精神王国では物質的商品的価値や貨幣価値ではなく、本質価値を中心として社会が秩序付けられる。

  精神王国では住民に本質的な幸せを保証する社会システムが確立されている。 

  精神王国では人々は自己中心性から解放されており、その関係のあり方はどこまでも公平で爽やかである。

  精神王国では人々は世界の成り立ちやその構造をよく理解しており、その理解に則って、自らがいたずらに社会的不具合を生み出す原因となることをお互いに巧みに避け合う。

  精神王国では人々は社会のいたるところに自然的・人間的ハーモニーを生み出していく。

  精神王国では子供たちは家庭の教育力、学校の教育力および地域社会全体の教育力によっておのずからその精神性を培っていく。

  精神王国の人々はすでにあらゆる自己中心的偏見から解放されていて、自然世界と人間世界に強い一体感を抱いている。

  精神王国ではあらゆる生産物が限りなく公平、平等に分配されている。

  精神王国では消費されるために生産されるのではなく、本質を豊かにするために生産される。

  精神王国では物質的にも精神的にも、また、地域間、部族間、人種間においても、いかなる差別もない。

  精神王国では誰一人としていかなる形の特権であろうとも持っている者がいない。すべての人々は絶対的に平等である。

  精神王国では過去のあらゆる紛争やわだかまりに関して和解が成立し、いまや一切が全一調和している。

  精神王国では利己主義に基づくあらゆる対立・抗争を愚かなこととして、その発生を未然に防いでしまう。

  精神王国の人々は常に自己と永遠本質との一体化に努める。

  精神王国の人々は常に精神の完全PLEROMA化に努める。

  精神王国の人々は常にお互いの精神的悦びを自然および社会とのコミュニケーションを通して無限増幅していく。

  精神王国の人々は常に生きとし生けるものたちの、そしてまた、あらゆる人々の本質実現を祈り続ける。

  精神王国の人々は常に今生かされていることに対する感謝の念に満ち満ちている。

  精神王国の人々は常に日常のありふれたささやかな事に対しても無上の悦びを感じる。

  精神王国では世界の隅々にまで本質が充満していく。

  精神王国では人類全体が本質的ルールすなわち全一的な絶対平等性のルールに遵う。



    ・・・ホームページから転載・・・


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