資本主義的営利企業の体質
乗客を安全に運ぶという通勤電車本来のもっとも大切な目的が、国鉄の分割民営化によって生じたJR西日本の競争的な営利企業体質への変化に伴っていつしか歪められていきます。
そして、企業間の熾烈な競争に打ち勝ってより多くの収益を上げるため、やがて安全よりもスピードと列車ダイヤを優先させるようになり、結果的にさまざまな弊害を招き寄せ、ついに4月25日の尼崎におけるJR史上最悪の大惨事に繋がってしまったのでした。
営利を最優先させる企業の非本質的な経営方針が過密なダイヤを生み、運転士に歪なプレッシャーを掛けることになります。事故当日、運転士は、直前の伊丹駅で起きたオーバーランによる1分30秒の遅れを取り戻すべく、尼崎駅へと向かう直線区間で異常なまでに電車のスピードを上げます。しかも十分に減速することなく時速100キロ以上のハイスピードのまま長いカーブに差し掛かり、まもなく脱線転覆し、大惨事を引き起こしたのでした。
その目的が生命活動の本質から外れてしまっている資本主義社会では、あらゆる企業の活動場面において反本質的な歪みが生じます。すなわち、企業間の競争的な利潤追求の前に、人間のみならず地球生命系全体の本質的な要求や願いがなおざりにされたり、制限されたり、押しつぶされたりしてしまうのです。現代の反本質的な経済システムがいつまでも社会に理不尽な悲劇を引き起こし続けていきます。
鉄道やバスやタクシーや航空などの運輸業界においては、他社との競合に勝つためお互いに過密なダイヤやスピードアップ、その他さまざまな形のサービス合戦に陥り、そして厳しい競争の中でいつしか最も大切な一人一人の生命活動の本質が忘れられ、抜け落ちてしまいます。
わたしたちは、資本主義社会に宿命的に付きまとうこのような反本質的な競争主義を乗り越えていかない限り、あらゆる分野において同じような問題が生じ続け、いつまでも本当に良い社会を築いていくことができないでしょう。
(このたび、事故で犠牲となられた多くの方々に心より哀悼の意を表します。)
そして、企業間の熾烈な競争に打ち勝ってより多くの収益を上げるため、やがて安全よりもスピードと列車ダイヤを優先させるようになり、結果的にさまざまな弊害を招き寄せ、ついに4月25日の尼崎におけるJR史上最悪の大惨事に繋がってしまったのでした。
営利を最優先させる企業の非本質的な経営方針が過密なダイヤを生み、運転士に歪なプレッシャーを掛けることになります。事故当日、運転士は、直前の伊丹駅で起きたオーバーランによる1分30秒の遅れを取り戻すべく、尼崎駅へと向かう直線区間で異常なまでに電車のスピードを上げます。しかも十分に減速することなく時速100キロ以上のハイスピードのまま長いカーブに差し掛かり、まもなく脱線転覆し、大惨事を引き起こしたのでした。
その目的が生命活動の本質から外れてしまっている資本主義社会では、あらゆる企業の活動場面において反本質的な歪みが生じます。すなわち、企業間の競争的な利潤追求の前に、人間のみならず地球生命系全体の本質的な要求や願いがなおざりにされたり、制限されたり、押しつぶされたりしてしまうのです。現代の反本質的な経済システムがいつまでも社会に理不尽な悲劇を引き起こし続けていきます。
鉄道やバスやタクシーや航空などの運輸業界においては、他社との競合に勝つためお互いに過密なダイヤやスピードアップ、その他さまざまな形のサービス合戦に陥り、そして厳しい競争の中でいつしか最も大切な一人一人の生命活動の本質が忘れられ、抜け落ちてしまいます。
わたしたちは、資本主義社会に宿命的に付きまとうこのような反本質的な競争主義を乗り越えていかない限り、あらゆる分野において同じような問題が生じ続け、いつまでも本当に良い社会を築いていくことができないでしょう。
(このたび、事故で犠牲となられた多くの方々に心より哀悼の意を表します。)
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