No.1219 自然と調和した日本古来の木の文化に戻ろう
街中を歩いていて、また、郊外を走っていて、その住環境に非常な違和感を覚えてしまうことがしばしばです。余りにもコンクリートや化学素材が多すぎるのです。すっかり半西洋化してしまったのです。その様子がまったく周りの自然環境や景観と馴染まないのです。今や日本人の、経済最優先のご都合主義ばかりが目立ち、自然から不断に受けている限りない恩恵に対する感謝の念も、自然と調和しながら人間に相応しい生活を送っていこうとする本質調和的な意識も感じられません。そこには昔の日本人には無かった安易な利便性への強い偏りが見られます。
本質主義者は、この国はその自然環境からも、本来どこまでも木を中心とした文化を深めていくことが最も本質的で相応しいことだと考えます。豊かに恵まれた自然と調和し、その季節ごとの特性を最大限に活かしながら本質的な衣食住を中心とした日常生活を組み上げていく。そしてまた、人間的な審美眼によってその生活に美的で精神的な彩をも添えていく。大自然と人と科学技術とが程よく調和した、いわば、生活者の高い精神性が感じられるような社会の佇まいを、どこまでも木を中心としながら、工夫を重ね時間を掛けて形作っていく。そうすれば、日々その全一調和的な景観の中に生きる人々の心も潤いのあるものとなり、社会全体もまた落ち着いたものとなると思うのです。
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