No.1408 本質を愛でる力

  本質主義者は、わたしたち現代人が今最も必要としているものの一つが、この世の本質を愛でる力、すなわち、この世のあらゆる全一(調和)的なものの中に潜んでいる美(しさ)に感嘆し、それを賞美し、それを愛惜する力であると感じています。そして、それが未来の本質文明社会に生きる人々の心の底深く遍く根付いている必要があると感じるのです。しかしながら、人間の本質的未来を創造しようと切に望む本質主義者の前に、利己的な欲望追求に囚われて乾き切ったかのようにすら思えるわたしたち現代人一人一人の心の中に、このような本質を愛でる力をいかに涵養していくかが大きな問題として立ちはだかってくるのです。
  さて、本質文明は、わたしたち人間の意識の本質回帰の上に築き上げられる文明です。すなわち、この世の永遠本質である全一性を自覚的に生きようとする高い精神性の涵養によって初めて成り立つ優れて精神的な創造的文明なのです。そして、そのような全一的な精神性の上に、社会の全一調和的なシステムや構造や慣習が織り上げられていくことになります。
  わたしたちは、現代の問題だらけの資本主義文明を全的に乗り越えようと試みる人類の精神的進化を賭けた本質文明創造のためにも、それぞれの心の中にこの世の本質を愛でる力を日々養っていきたいものです。

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