No.3789 わざわいの源 






 人類自滅の根本原因は、人類が反自然化し、本来の全一統合性すなわち本質的精神性を見失ったことにある。
 われわれ人類は、その大脳新皮質に巣食った幻覚的エゴによって、自然と一体の、というよりは、むしろ、自然そのものである自己自身を、自然に内在している全一的精神性から切り離してしまったのみならず、単なる利己的で物質的な幻覚的エゴ存在(概念的・言語的に思い込まれた自己=非本質的な異己とでもいうべきもの)と見做してしまい、それ以来、長きにわたって、その幻覚的エゴを中心に、もっぱら幻覚的エゴに都合のよい幻覚的文明世界を弱肉強食的に築いてきて、やがて、科学技術の進歩によってもたらされた産業革命と、物質経済の無限成長に囚われた資本主義的民主主義という新しい社会システムとを恣意的に利用しながら、自然開発という美名の下に大量生産・大量消費・大量廃棄によって徹底的に自然を支配し、かつ、破壊して造り上げられた人工都市という、いわば、反自然的な幻覚的異己が住むにもっとも相応しい(まさに、物質的欲望に囚われた幻覚的エゴによってもたらされた)幻覚的異界によって地球を覆い尽くし、その結果、地球の生命環境を、自然本来の全一調和的な生態系を激変させるほどにまで破壊してしまい、今や、自然と一体の本質的自己を死の淵へと急速に追い詰めてしまっているのである。
 かくのごとくに、生命環境としての地球の自然は、人類の物質主義的な経済活動によってすでに徹底的に汚染され破壊されてしまっているのであり、しかも、その著しく脆弱化した自然環境の上に、さらに、急激な気候変動による過激な圧力がのしかかってくるのである。この状況を人間の体に譬えてみれば、すでに年老いて体の弱っている老人が、新型のコロナウイルスなどによって肺炎に罹るようなものである。まさにわれわれ人類の未来は、人為的な複合的原因によって、もはや風前の灯状態に陥ってしまっているのである。
 このような、われわれ人類の、幻覚的エゴに起因する本質的な愚かしさ、および、目前に迫った種的滅亡の危機を乗り越えるためには、何よりも先ず、幻覚的エゴによってもたらされた自らの内なる本質的無知を自覚する必要がある。そして、そのようなあらゆる禍の根源たる幻覚的エゴを自覚的に克服し乗り越えていくことによって自然との一体性を回復し、かつ、本来あるべき全一的精神存在へと回帰して、反自然的な幻覚的異己から本質的自己へと立ち戻りつつ、背水の陣で、自然と一体の本質文明を一から築き上げ直していくのである。


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